ベトナムの大学における日本標準介護の人材教育支援
20/08/2020
ベトナムの大学における日本標準介護の人材教育支援
2019年7月8日、ベトナム、ダナン市に位置するドンア大学の卒業式にて、菅沼グループと社会医療法人生長会・社会医療法人愛仁会、同大学の三者が、介護学部学生の受け入れ・人材育成協力覚書を締結した。
合意した内容に基づき、菅沼グループは社会医療法人生長会・社会医療法人愛仁会による、ドンア大学における日本標準を満たすスキルラボの開設をサポートする。人材教育のため、ベトナムへの医療設備の移転、グループの介護士・医療スタッフの派遣も支援する。また、日本側はドンア大学の学生へ、日本語・介護専門教育の奨学金のサポートを行う。スキルラボでのトレーニング修了後、介護学部の学生を社会医療法人生長会・社会医療法人愛仁会の病院が受け入れ、実習・従業へとすすむ。
両当事者の合意書にある活動として、2019年1月5日、菅沼グループは社会医療法人愛仁会及び生長会とともに、ドンア大学にスキルラボを開設した。最初の主な医療設備41項目のうち、25項目が日本から送り出された。スキルラボで使われる設備は、8機能のある病院用電子ベッドシステムや、電子ストレッチャー、リハビリ機器セットなど、最新のテクノロジーが搭載されており、日本の病院でも利用されている最新モデルである。
第一期生の30名の学生がスキルラボに参加する
スキルラボで8ヶ月の研修を終了した学生は、来日して社会医療法人愛仁会の病院で1年間働く。この一年間で介護・看護専門の知識が向上した学生は、愛仁会グループの病院で採用され、働き続けることができる。
現在、スキルラボの研修がドンア大学でも実施されている。菅沼グループは、愛仁会・生長会の講師や介護士の授業において、通訳やクラス状況のフォローアップなど、直接的な支援に取り組んでいる。計画では、同コースに参加する学生は来年の春に日本で実習を行うことになる。さらに、2020年から毎年、同スキルラボで60名の学生を研修できるよう計画している。